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ドライ(粉)フードの製造と抗酸化物質そして賞味期限(4年以上)

ドライペットフードは水分を3~11%含む(ウェットタイプフードの水分含量は60~87%)。平均的なドライペットフードは、平均的なウェットタイプフードよりも乾物量としてではタンパク質、脂肪、及び大部分のミネラルの含量が低い。ドライフードの包装及び輸送コストは、缶に水が持ち込まれないためウェットタイプフードよりも低い。したがって、カロリー当たりではドライフードのコストはウェットタイプフードの3/1である。

ドライ製品のエクストルージョン(押し出し形成)調理工程は、
生の原材料⇒パッチへの投入⇒粉砕⇒前調整⇒エクストルード⇒切断⇒乾燥⇒製造クズの除去⇒コーティング⇒冷却⇒包装

※生の原材料とは、主要な原材料である穀物や肉粉。

※粉砕は、一般に全てのドライミックスを適切な粒子サイズ(一般に荒挽き小麦粉と同程度)になるまで挽いて粉砕する。水と混合を適切にし、エクストルーダーとその加熱処理工程を滞りなく通過させるためには均一な粒子サイズにしておくことが重要とされる。

※乾燥と冷却は、製造直後のペレットは水分含量が高くて柔らかいスポンジ状であるが、これが送風機によって乾燥機に送られる。製品の水分含量を8~10%に落とすことで、カビや細菌の発生を防御し、それによって製品の賞味期限を改善する。

もしも製品が乾燥工程を終了する際に温度が高すぎ、冷却工程が不十分なまま製品を包装容器へ充填すると、結露現象が生じ、カビや細菌の増殖に適した環境を作る。

食品添加物(抗酸化物質)
個々の動物は、事実上全てのペットフード成分に対して有害反応を起こし得る。しかし、タンパク質や食品添加物を含んだ成分に特に注意を向けるべきである。添加物は缶詰タイプのペットフードに最も少なく、半生フード、トリーツ、スナック及びドライフードには非常に多い。

天然抗酸化物質・合成抗酸化物質
最もよく使われている天然抗酸化物質は、トコフェロール、クエン酸、アスコルビン酸(ビタミンC)、及びローズマリーである。トコフェロールはしばしばビタミンEとも呼ばれる。

ヒトに問題を起こすことが実証されている他の添加物は、ペットフードにも含まれている。これには、アゾ色素、非アゾ色素、亜硫酸水素ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、スパイス、アルギン酸ナトリウム、グアガム、プロピレングリコールが含まれる。

これらの抗酸化物質を同じ量を使用した場合、化学合成された抗酸化物質の方が天然の抗酸化物質と比較すると効果ははるかに高い。化学合成された抗酸化物質は製造段階の喪失分が少なく、効果が長期間持続するので賞味期限を延長する。

賞味期限
賞味期限とは、ある製品が栄養学的、微生物学的、物理的、官能的に適正な状態である期間の長さである。ドライ製品において賞味期限が減少する主な原因は酸化である。賞味期限に関して承認された産業界基準は存在しないが、ドライペットフードに関しては12~18カ月、セミモイストは9~12カ月、そしてウェットタイプのペットフードは24カ月という期間が妥当な目安である。


[参考文献]
小動物の臨床栄養学第4版




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ドライドッグフードと鼓腸症との関連性を勉強しています。

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