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反芻動物の急性胃拡張(鼓腸症)

反芻動物には大きな仕切られた胃があり、4つのサブユニットから成り立っている。第一胃(瘤胃)、第二胃(蜂巣胃)及び第三胃(重弁胃)は、単純な胃と形態的及び機能的に類似する臓器である第四胃(皺胃)の近くにある特有の消化及び発酵室である。

第一胃の急性拡張は西暦60年以来知られている。これは通常、単に「第一胃鼓脹症」と呼ばれ、ウシ、ヒツジ、ヤギでよくみられるが、捕獲した野生の反芻動物も罹患することがある。第一胃は、単純な胃のものより著しく豊富な細菌叢保有し、健康な個体でも発酵槽として機能しており、AGDを特に受けやすい。

第一胃鼓脹症は、消化しやすい炭水化物の豊富な飼料を大量に摂取後15分から9,5時間以内に起こる。そのような飼料には以下のものが含まれる。

アルファルファ、ラディノクローバー、スィートクローバー、バークローバー、ムラサキツメクサ、シロツメクサ、ミヤコグサ、キャベツ、エンドウ、マメ、禾穀類、アブラナ、穀物、トウモロコシ。

第一胃のガス産生は、どのような栄養レベルの動物でも起こり、また食道の機械的な封鎖(リンゴ、ジャガイモ、ビート)あるいは噴門機能の妨害によってAGD(二次性鼓脹症)を起こすものまである。多汁性のマメ科飼料では、また適応期間後の穀物やトウモロコシでは、ガス産生が著しい速さで起こり、噴門や食道に病変がなくても、おくびが起こらない。多くの研究が費やされ、なぜおくびが出ないのか、鼓腸した個体の中に「単純な」ガス膨満を起こすものがあり、一方では「泡沫性鼓脹症」(挿管またはカニューレ挿入によって膨満を軽減できない程度まで摂取物内のガスの閉じ込めを特徴とする膨満)になるものがあるのかについて説明が試みられている。

おくびが出ない原因と言われているものには、噴門を刺激する粗い物質がないこと、流動性摂取物の下に噴門が沈んでいること、泡沫による噴門の閉塞などが含まれる。表面張力と安定した泡沫形成を高めることによって鼓脹の発生に影響を及ぼす要因には、タンパク質、サポニン、ペクチンやヘルロース、細菌性多糖類、微生物性粘液、糖及び水分が含まれる。唾液量の減少や6,0以下のphは泡沫の安定性を高める。

急性第一胃拡張を有する動物は以下のような特徴的な臨床徴候を示す。すなわち「腹部は著しく膨大し、左側腹部の壁は緊張性で、鼓脹する。皮膚は発汗により湿潤となる。呼吸困難は重度となり、鼻は拡張し、口は開き、舌を出し、多量の流涎がある」。脈拍数と呼吸数は増加し、呼気時のうなる音やうめき声が聞かれることがあり、また嘔吐も起こる。死亡は呼吸困難や循環不全によって起こる。第一胃破裂は稀に起こる。

反芻動物の第四胃拡張は1943年以来、かなりの関心や多くの論文をもたらしている。この障害は1896年に最初に報告され、現代の集中飼育や生産プログラムの下で生育、維持した乳牛で広まるまで、ほとんど注意を引かなかった。

第四胃は腹部の腹正中線上に位置し、液状物やガスで膨満すると、左方または右方に変位するようになる。左側へ移動すると、膨大した第四胃は左下ないし左中央腹部を占め、その病態は「第四胃の左方変位(LDA)」と呼ばれる。右側に移動すると、その病態は「第四胃の右方変位(RDA)」または臓器の捻転を伴っている場合には「第四胃の捻転」と称される。

捻転を伴った急性第四胃拡張は、穀粒、サイレージ、乾草などを給与した授乳中の雌牛とともに、穀粒や乾草の摂取を制限し、授乳や市販の代用乳を給与した子牛で起こる。臨床徴候は他の動物のものと同様であり、突然の摂食中止、速い心拍数、うなる音やうめき声、歯ぎしり、異常な体位、少量の下痢、右側腹部の膨満、聴診でピーンという高い音、打診で鼓音、右側腹部の聴診で水をはねる音、・・・・・・
外科的または内科的処置を行わない場合には、毒血症、内毒性ショックまたは腹膜炎によって死亡が起こる。







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ドライドッグフードと鼓腸症との関連性を勉強しています。

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