今日もどこかで鼓腸症 明日はどこでGDV....ワンコが~!(10)

                           解説

獣医師の見解編の続きです。

袋に書いとけよ!編

エムエム側が獣医師の見解を聞きにきた際、犬男はある書面を交付されていた。以下、抜粋すると、

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                                           エムエム商会日本支社


ご愛犬のご冥福をお祈り申し上げます。
本社との情報交換が完了いたしましたのでご報告申し上げます。犬の急性の胃拡張/捻転(GDV)は、恐らくフード中の原材料もしくは栄養素成との因果関係は低いものと考えられます。PP大学の研究者らの報告では、給餌回数、給餌量、給餌方法、給餌と運動とのタイミングなどがGDVの重要な要素であると考えられます。そこで弊社として提案できることを下記にお示しします。

[発生を回避するための基本的推奨事項]
1.1日の給餌量を2~3回に分けて給餌する。
2.競争食いをやめさせる環境で給餌する。隣接の犬との接触を避け、個室で与える。
3.食べる速度を遅くする与え方を考案する。
4.缶詰フードとドライフードを混ぜて与える。
5.より粒の大きなドライフードを与える。
6.食後3~4時間は運動をさせないで安静にする(給餌後1時間と後2時間の激しい運動を回避する)。
7.水の飲み過ぎがあると考えられる場合は、食後しばらく(3~4時間)制限する。

[既に発症した犬の再発防止のための推奨]
1.過去に発症した犬は胃腹壁固定術を行い、静かな場所で食餌を与える。

食餌習慣として、ドライフードを水でふやかして与えることも危険を高める。

                                              
                                                   以上


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などの項目が記されていた。
上記のように、ドライフードは大変手間のかかる危険なものであり、もしも大型犬への給餌方法を誤ってしまうと、胃拡張/捻転を引き起こし死に至る。したがって、危険を回避する観点から、上記の項目を全てラベル表示しておくべきではないのか。




  つづく










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ドライドッグフードと鼓腸症との関連性を勉強しています。

これらの情報を大切な愛犬の食餌管理にお役立てください。

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