2009/04/28
今日もどこかで鼓腸症 明日はどこでGDV....ワンコが~!(2)
解説これは、実際にあったことを分かりやすくまとめたものです。鼓腸 犬男、前回の続きです。
搬送編
「捻転ちゃうんか~!」
ええ~~!
犬男がデンの下腹部両脇腹を押えると、既に固く張っており、まさに、捻転(鼓腸症)の症状だ。
「あかん、やっぱり捻転や!」
またかいなー!
一旦、捻転が発症すると、医療的介入がなければ、デンは死ぬ。
直ちにかかりつけの、わんにゃん病院に搬送した。見る見るうちに、腹部が膨張し、打診すると、小太鼓の共鳴音がする。
ウゲ、ウゲ、ウゲ、時たま、デンが苦しそうにエズク。目は明らかに助けを求めている。
「死ぬなよ~!」 腹部はパンパンに膨張してきた、急げ―!
犬男の所有するデンは全て、優秀な血統と繁殖用で、大切に育てられている。
鼓腸症に遭遇するブリーダーや愛犬家は、この時が一番嫌な瞬間であると言われている。犬男は過去にこのような惨劇が繰り返し起こり、その都度、精神的苦痛を強いられるのだ。連絡で待ち構えていた獣医師により、犬男のデンは急患として扱われた。早期発見と、その後の迅速な処置によって、なんとか一命を取り留めることができた。犬男はいつも獣医には感謝している。しかし、突発的に起こるこのような出費はいつも痛手となる。
「助かってよかったの~~そやけど何でこんなことばっかり起こんねやろうなあ?」 とつぶやいて、デンの頭をなでた。デンと犬男は泣いていた。
火星の偉い人が推奨するドッグフード、エムエム商会の 「ガスデルデル成犬用」 もあるよ!大売り出し中!oooo
火星の偉い人を信じ込んでいる犬男は、ガスデルデルにフードを切り替えてしまう。
つづく....