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GVDによる胃の膨張は空気嚥下 死の原因は空気なのか


ペットフード御用学者らの論拠、空気嚥下説すなわち、空気を飲み込むこと。

アメリカでは年間約、4万~6万頭の犬がGDVに罹患するとされるが、これらの犬も突然空気を飲み込みだしGDVに罹ったのか?
犬を死に至らしめるのは空気なのか?





犬の胃拡張捻転症候群における胃ガス解析

Dennis Caywood,DVM
H.Douglas Teague,DVM,MS
Dennis A.Jackson,DVM
Micheal D.Levitt,MD
John H.Bond,Jr,MD

犬の胃拡張捻転の臨床症例7例から得た胃ガス試料を用い、窒素、酸素、二酸化炭素、水素およびメタンの濃度を測定した。
酸素と二酸化炭素を除き、ガス濃度は大気中の空気と類似していた。胃ガスの発生源とその成分、病因と関わりについて
考察する。

諸言

犬の胃拡張捻転の素因は依然として明らかになっていない。これまでに、空気嚥下、発酵-腐敗説、化学作用によるガス発生説、ガス拡散説等々、胃拡張時の発生源を説明しようとして種々の説が提唱されてきたところである。健常な動物における胃腸ガスの主たる発生源は空気嚥下であることが判明している。健常な犬の上部消化管から採取したガスの比率と濃度は大気中の空気と類似していた。

                   (中略)

材料と方法

 胃拡張捻転でミネソタ大学付属小動物病院で受診した犬からガス試料を入手した。観察された臨床徴候は、腹部圧痛、腹部膨張、空嘔吐およびショックであった。病歴と身体所見に基づき診断が行われ、犬7頭中6頭は手術によって診断が確定した。

                   (中略)

結果

 我々は急性胃拡張と鼓音がみられる臨床症例からガス試料を採取、評価し、これに基づいて所見を得た(表1)。胃ガス試料7個を解析し、窒素、酸素、二酸化炭素、水素、メタンの濃度を求めた(表2)。どの犬においても、ガス濃度の合計は正確に100%とはならなかった。これは二酸化炭素を別に解析したこと、および器具から生じる誤差とおもわれる。

採取した胃ガス濃度の平均値を大気中の空気濃度と比較した(表2と図1)。胃ガス濃度と大気中の差異はわずかなものであったが、何頭かの犬においては酸素と二酸化炭素の濃度が大きく異なった。酸素濃度は9.3~21.8%の間であり、平均値は14.0%であった。水素とメタンの濃度は極めて低く無視できる程度であった。(表2)

考察

胃拡張より死亡した犬を検視して得たガス試料を評価した結果、ガスの死因は細菌による発酵作用であるとした研究があった。この研究は、ガス中の二酸化炭素濃度が高かったこと、および、クロストリジウム属が胃内容物から分離されたことを根拠としていたが、水素およびメタン濃度については検証されなかった。

これに対し、我々の研究では、二酸化炭素の発生源は発酵作用によるものではなかったことがわかった。水素およびメタンは発酵作用によってのみ産生されるが、胃ガス中の水素およびメタン濃度は無視し得るほど極めて低かったのである。犬7頭中3頭で手術時に胃内容物を培養したが、嫌気性細菌および好気性細菌の培養ではクロストリジウム属は得られなかった。

                   (中略)

測定された二酸化炭素濃度は化学作用によって二酸化炭素が産生されたことによるものと考えられる。すなわち、の唾液には1リットル当たり34.7mEqの重炭酸塩が含まれている。胃液分泌型に伴って多量に分泌された唾液が嚥下れることで重炭酸反応が高まり、多量の二酸化炭素が産生さらものと思われる。

                   (中略)

我々のデータは、犬の胃拡張捻転症候群における胃ガスの主たる発生源は嚥下された空気であるという考え方を裏付けている。この説は胃ガス濃度と大気中の空気の構成が類似している点を根拠にしている。

空気嚥下が胃膨張捻転と進行し胃捻転に至るとの仮説は、臨床および実験による研究結果と一致している。犬の胃拡張捻転の原因は不明である。現時点での知見は主にこの疾患の病態生理学に限られたものである。

胃拡張の原因病理学に関する臨床および実験的研究を今後行う必要がある。



犬の胃拡張捻転症候群における胃ガス解析


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ドライドッグフードと鼓腸症との関連性を勉強しています。

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