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犬の死亡原因、胃拡張・捻転の危険因子とは?

空気嚥下が引き起こす?AGD/GDV?

ドライドッグフード食べた後、急激に腹部が膨張し、苦しみだしているイラスト

通常、急性胃拡張もしくは胃拡張・捻転発症したは、このような状態になるのだが、

はたして、これは空気を飲み込むこによって起こるのか?

死に至るまで、空気を飲み込み続けることがあるのか?

鼓腸症発症


下記の記述は、小動物の臨床栄養学第4版(および5版?)からの抜粋である。

これらのデータはGlickman博士らの論文を引用している。

また同博士によると、その論拠は空気嚥下説(Caywood1977)が基になっており、
その研究費は、ピュリナ社及びモーリス動物財団(ヒルズ)などからの助成金である。



以下抜粋、





           (中略)



●危険因子

胃拡張とGDVの原因の解明のため、過去20年にわたりいろ
いろと努力されている。これらの努力にもかかわらず、この症
候群の原因は明らかになっていない。しかし疫学的研究によ
り、素因となり促進的に作用する危険因子が多数認められている。

            (中略)


 胃拡張・捻転の危険因子

1日1回だけの食餌

ウェットタイプの食餌、人の食物、トリーツ、などを食餌
から排除する。

1種類の食餌だけを与える。

1日に2時間より長く運動する。

性格が、臆病、神経質、攻撃的である。

食餌の粒の直径が5mmより小さい。

胸または腹の深さ:幅の比が大きい。

品種の標準よりも成熟した時の体重が大きい。

加齢

大型種または超大型種である。

グレートデン、ワイマラナー、セントバーナード、ゴードンセッター、
アイリッシュセッター、スタンダードプードル、バセットハウンド、
ドーベルマンピンシェル、オールドイングリッシュシープドッグ、
ジャーマンショートヘアードポインター

除脂肪体組織の状態(ボディーコンディションスコア2/5以下)

雄動物である。

純血種

食べ方が速い。

ストレスの多い環境(の多数飼育または旅行)


Journal of the American Animal Hospital Association 1997;33: 197-204.

Journal of Veterinary Syrgery 1997;26: 260


以下省略









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今日もどこかで空気嚥下?明日はどの犬呑気症?先生早く助けて~!




鼓腸症(急性胃拡張/胃拡張捻転)による胃の膨張は空気嚥下、これが獣医師会の定説である。 と、ペットフード会社の獣医師が言っている。 笑

したがって、AGD/GDVによる死の原因は、空気を飲み込むことである。 





今日もどこかで空気嚥下



「注意!犬にペットフード会社の指示通りにドライフードを与え続けると空気を飲み込んで死亡することがあります。」

と、パッケージに表示するべきでしょう。 







アメリカのGDV (鼓腸)発症被害 


危険な空気嚥下?

文献には、「GDV(鼓腸)」 と明記されている。

アメリカでは空気嚥下が原因で?、急性胃拡張(AGD)もしくは胃拡張捻転(GDV)に罹る犬年間4万~6万頭。

死亡した軍用犬の剖検所見においては3.4%に認められ、獣医学教育病院に来院したGDV症例数は、1964年~1974年までに1500%の増加を示したとされる。




buu




日本においても、かなり多くの犬に空気嚥下?によるAGD/GDV(鼓腸)の被害が発生しているものと思われる。




参考にした文献

小動物の臨床栄養学第4版
   









GDV(鼓腸症ともいう)で死亡した犬の外見的特徴


裁判での証言


AGDもしくはGDVによる腹部膨張の原因が空気嚥下(説)とすると、




「もうぱんぱんに腫れて、これ以上飲めないだろうというところまで拡張しています。」






参考資料

大阪地方裁判所 平成17年(ワ)4444号 

証人調書

平成18年10月5日

Jean A. Hall (ジーン A ホール博士)

オレゴン州立大学 生物医科学部 獣医学 助教授





犬の胃内容物排出および運動性に対する食餌組成の影響




この論文には下記の指摘がある。


たった1日の給餌実験から得られたデータ。




犬の胃内容排出および運動性に対する食餌組成の影響:
急性胃拡張における関与の可能性
  


Colin F. Burrows, B Vet Med, PhD; Ronald M. Bright, DVM MS; Crispin P Spencer, DVM



要約

胃拡張・捻転は急激に起こり、生命を脅かす大型犬の疾病である。その原因は不明であるが、しばしばドライシリアルべーすの食餌摂取がその誘発因子なのではないか主張されることがある。そこで本試験では、市販のドッグフードが犬の胃の運動性および内容物排出に対しどのように影響するかを検討することを目的とした。

乱塊法デザインで4頭の大型犬に3種類の異なる食餌を与えた(食餌A=肉類ベースの缶詰、食餌B=シリアルベースで77%水添加、および、食餌C=ドライシリアルベース)。各実験は3重測定で行った。

胃の運動性は、胃漿膜および近位十二指腸に沿って縫合したAgAgCI電極5本とストレンゲージ2本を用いて評価した。犬には毎日同じ時間に食事を与え、消化管(胃腸)運動性パターンが摂食時から空腹時へと変化する時間を測定した(「切り替え」)。

胃内容排出は、胃の放射能を記録して評価した。標識樹脂を混合した食餌を与えた後、放射活性の対数を時間に対してプロットし、胃内容排出の半減期を計算した。3種類の食餌の給餌から切り替えまでの平均時間は、Aについて9.7±0.9時間、Bについて10.5±0.4時間、Cについて11.0±0.8時間であった。食餌が胃内容排出半減期に与える影響はごく僅かなものであった。

(食餌Aでは2.2±0.3時間、食餌Bでは2.6±0.4時間、食餌Cでは2.9±0.3時間、)。このデータは、健康な大型犬の胃の運動性および内容排物出は、食餌組成により影響されないことを示している。

大部分の大型犬はコストと扱いやすさからシリアルベースの食餌を与えられているため、これらの
食餌が胃拡張・捻転の誘発因子であると誤解されてきた可能性がある。

                 (中略)

結果

胃内容排出-等しいカロリー量を与えた場合、缶詰の肉類ベースの食餌、ドライシリアルベースの食餌、および水と混合したドライシリアルベースの食餌は、いずれも同じ速度で胃から排出された(表2)。平均は(1)缶詰の肉類ベース、(2)ドライシリアルベース+水、(3)ドライシリアルベースの順で徐々に増加されたが、その増加は有意なものではなかった(表3)。

しかしながら、同じ食餌を与えられた各犬間に有意な変動が認められた(表2)。外科手術は胃内容排出速度に有意な影響を与えなかった。

消化管(胃腸)運動性-食餌組成は運動性の食後パターンに影響を及ぼさなかった(表4)。給餌から切り替えまでの時間は(1)缶詰の肉類ベース、(2)ドライシリアルベース+水、(3)ドライシリアルベース(表4)の順で徐々に長くなったが、その増加は有意なものではなかった。また、個々の犬の間で、切り替えまでの時間に幅広い変動があった(表4)。

                 (中略)


考察

本試験の結果、食餌の物理化学的組成は胃内容排出速度または犬の消化管(胃腸)の運動性の食後パターンの時間に影響を及ぼさないことが明らかになった。このことは、食餌の組成が胃の機能に影響を与え、胃拡張を誘発する因子であるとする仮説が成り立つ可能性が低いことを示している。

胃内容排出を制御するメカニズムは複雑であり、食餌の酸性度、浸透圧および脂肪またはトリプトファン含量すべてが胃内容排出速度に影響する。液体もまた、幽門を通過するには直径1mmより小さい粒子に分解されなくてはならない個体よりも速く排出される。これらすべての理由から我々は、缶詰の肉類ベースの食餌およびドライシリアルベースの食餌のような、全く異なる物理化学組成の2種類の食餌は異なる速度で胃から排出されるであろうと推測していた。

しかしHuntおよびStubbsは、人間において食事の胃からの排出速度には、その栄養素密度から予測できることをしめしており、我々の実験で用いた食餌は容量は異なるものの等カロリーであったことから、翻って考えれば、胃内容排出速度に差異がなかったことは驚くに当たらないのかもしれない。

食餌の排出にかかった合計時間(2~3時間)はおそらく、胃液の分泌および前庭部の収縮にとって十分であり、したがって、食餌の物理化学的組成による差異を生じなかったのであろう。

                 (以下略)


























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ドライドッグフードと鼓腸症との関連性を勉強しています。

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